あたらしい日常。

“緊急事態宣言”。


そんなものが発令され

自由にカフェに行けない日が来るなんて、誰が想像しただろう。



大好きなお店のお菓子が食べたい。

あの人が淹れてくれるコーヒーが飲みたい。

友達と「おいしい」を共有したい。

いつも元気をくれる店主と会って話がしたい。

お気に入りの席で時間を忘れるまでじっと過ごしたい。



そんなごく何気ない、

そう、けっして特別ではない日常の小さな幸せが

奪われてしまうなんて。



あれから2ヶ月。

今、たくさんの飲食店やカフェのひとたちが

それぞれの“あたらしい日常”を、考えて考えて

少しずつ、前に進もうとしていて

わたし自身も今日からまた

大好きなひとやお菓子に、会いに出かけようとしている。


でもこれまで以上に

自分の行動と発信とことばに責任をもって、

少ししか触れ合えないからこそ、その一瞬を思いっきり楽しみたい。



カフェのひとたちが一生懸命

それぞれの"あたらしい日常"を模索してくれる中で

わたしたちお店を訪れる側の"あたらしい日常"を

みんなで作っていけたらいいな。



できるだけお店に足を運びたい気持ちは

きっとみんなおなじ。

応援したい、会いたい、待ってたよって伝えたい。


それでも今はまだ

これまでとまったく同じように

行きたいところに行きたい時間に出かけたり

ただただ、好きなように行動することが

大好きなお店や友達、家族を

悲しませることになってしまうかもしれない。


大切なひとを守るためにも

よーいドン!の全力ダッシュ!じゃなくて

一歩一歩、着実に前に進んでいくほうが、いいよね。



たとえば

週末2日とも出かけていたのを1日にしてみたり、

少し遠回りになっても

すいている路線まで歩いてみたり。

いつも電車に乗って遠出していたのを

半分は歩きや自転車で行けるご近所カフェにしてみる。

小さなお店に出かけるのは

特別なひとり時間のためにとっておく。


出かけるときは目的のエリアを決めて

できるだけ間の移動は歩いて、

お店の中じゃなくて、お散歩しながら友人との会話を楽しむ。

テイクアウトならタンブラーやタッパーを持参したり

パパにおつかいを頼んで

家族分のお菓子を買ってきてもらえば

大勢で出かける必要もないかも。



ちょっと寂しいけど

オーダーやレジではスタッフさんと少し距離をとって。

でもその分、目を見て

心から「ありがとう」や「ごちそうさま」を伝えたい。





やっぱりカフェが好きだから

これからもカフェを好きでいたいから

"カフェのあたらしい日常"を

みんなで楽しく、作っていこう。



粉のカタマリ。

スコーンってほんと自由。 つくり手が「スコーン」と名付けてしまえば それがパンのようにふかふかであろうと クッキーのようにサクサクのぺったんこであろうと それは「スコーン」以外のなにものでもなくなるんだもの。 千差万別。 個性あふれる不思議な不思議な"粉のカタマリ"。 そこに込められた、店主のメッセージを 感じたい、伝えたい。

RIN

スコーンの人。
カフェエッセイの制作、ちょこっとライターもやってます。
スコーン求めて全国カフェ行脚。
ザクザク茶色い焼菓子とおいしいカレーが好き。