ブログの話。

続けています、ブログを、気づけば10年ほど。


はじめたのは大学生のころ。

ちょうど今のSNSみたいに、当時ブログは

最新のウェブコミュニケーションツールを駆使した

(とかカッコつけたこと言ってみる)

「公開日記」として流行りはじめ

生半可なミーハーごころで、なんとなく、作ってみた。



そう「日記」だからね。


サークルの話

ゼミの話

卒論の話

就活の話

仕事の悩みまで


今思えばびっくりするほど赤裸々にプライベート大公開。

しかも、長い(笑)。


カフェの話を書きはじめたのも、はじめは単なる日記の一部。

女子大生だもん。

「カフェ」っていう言葉に憧れたし

「カフェ巡り」っていう言葉も使いたかったんだと思う(笑)

すごく、すごく、何気ないスタート。


まさか、卒業して、就職して、転職までして(笑)

10年超えても続けてるなんて思ってもみなかった。

(あ、結婚はできてないな……)






しばらくして、カフェの話を中心に書くようになった。



これまた理由は覚えてないけど……、きっといろいろあったのね。

わたしのプラベートなんて公開してどうなのって話とか(笑)

年齢を重ねて、さすがに少し大人びた内容にしたいって話とか(笑)。


長く続けている間に少しずつ反応をいただくようになって

もし、もしももしも、ちょっとだけ

誰かの役に立てているのなら、なんて気持ちもあったのかもしれない。




自分では恥ずかしすぎて、昔の記事は到底読み返せない……。

それでも

"大公開日記時代"のどんなに浮かれたカフェレポートも

ちょっとおマセにシフトチェンジしたカフェブログも

ひとつたりとも、消したことはない。




カフェと一緒に、わたしのキロクになっているから。




ずっとカフェに囲まれて

ずっとカフェを求めて歩いてきた10年。


ほとんどのお店には一度しか行ったことがない。

それでも、そのときの自分の感情、環境、生活、

ぜんぶが、カフェのキロクと一緒に残ってる。


ちょうど、流行りの音楽みたいなもん。

当時の曲を聞けば、その時の自分を思い出したり

思い出と一緒に残ってる曲ってあったりするでしょ?

青春ソング、的な。思い出の歌謡曲、的な。


それとおんなじで

自分のキロクが、常にカフェとともにある。




カフェに行く。

数日後、パソコンに向かって

その日のことを思い出して文字にする。


自分で撮った写真を少しだけ頼りに

店に着いたときの第一印象、店主の声、椅子の座り心地、メニューの文字……。

おやつを待ちながら考えたこと

コーヒーを飲みながら見えてきたもの

店を出たあと残った余韻

そして、今、書いているときの自分の感情。


もう一度ひとつひとつ思い返して

短くても、言葉をつむいでいく。


不思議とね、そうやってしていると

もっともっと、キオクに残るの。

文字としてのキロクだけじゃなく、ちゃんと、自分の心の中に。



ぜんぶのお店を細かく覚えきれていると言えないのは……ごめんなさい。

それは、わたし自身がそのとき

きちんとお店のことを見れていなかった証拠。


なにか別のことでモヤモヤしてたり

ちっちゃなことにとらわれてイライラしていたり

失礼な話よね。

でも結局それも、自分のキロクの一部。(ヒラキナオリ?)




ほんとうに自分の中だけのキロクだけだったら

WEB上に公開する必要はないのかもしれない。


でもわたしにとってはなくてはならない場所。


どんな風に書けば

おいしさ、香り、音、空気、時間の流れが伝わるだろう

今日のいちばん感じたお店の魅力はなんだろう


ほんの少しでも、誰かが読んでくれるのかもって思うと

"いいところ"を、いっぱいいっぱい探そうとする。

それってすごくステキなこと。


前向きな言葉は、自分自身も前向きにしてくれる。

カフェは、そうやってまた、元気をくれる。



だからこそ

「行ってきたよ!」とか「ブログ読んでます!」って言葉が

すごく嬉しい。

少しでも何かが伝わった気がするから。

カフェがわたしに、元気をくれるから。



みんなブログをやるべきだ!なんて言うつもりはない(笑)



でもきっとわたしは、続ける。



自分のキロク、自分のキオク、自分の生きた証と

ちょっとだけ、誰かのためになれるのなら。




粉のカタマリ。

スコーンってほんと自由。 つくり手が「スコーン」と名付けてしまえば それがパンのようにふかふかであろうと クッキーのようにサクサクのぺったんこであろうと それは「スコーン」以外のなにものでもなくなるんだもの。 千差万別。 個性あふれる不思議な不思議な"粉のカタマリ"。 そこに込められた、店主のメッセージを 感じたい、伝えたい。

RIN

スコーンの人。
カフェエッセイの制作、ちょこっとライターもやってます。
スコーン求めて全国カフェ行脚。
ザクザク茶色い焼菓子とおいしいカレーが好き。