カタチの話。

ねぇねぇ、何型が好き?


いや、血液型じゃなくて

スコーンのカタチのはなし・・・。




正直、誰も知ったこっちゃない話だろうけど

正直、誰に聞かれたわけでもないんだけど。






自分の中で、勝手に問いかけている





"粉のカタマリ、カタチどれが好きなの問題"。

(月曜日の某テレビ番組風)









気にしたこと、ある?

スコーンのカタチ、どれが好きかって。




いろいろなお店に行けば行くほど

たくさんたくさん発見があって

たくさんたくさん個性が感じられて楽しい。




その分、それはそれはもう、あっちこっち揺さぶられるわけで

わたしのココロは移り気(笑)

みんな、なんてプレイボーイなんだ。

(ガールかもしれないけど)






マル、サンカク、シカク。





ひとことでマルと言っても

キレイにまるめたマルもあれば

ぎゅっと固めただけのマルも、くりぬいた円柱もある。

まるめる強さによっても、できあがったものはまるで違うから

不思議だなあ

っていっつも感心してばかり。



あまり見かけなくなったけど

スタバのスコーンみたいな

なんとなく懐かしさを感じるサンカクもある。

(スコーンデビューがスタバなもので)



切りっぱなしのシカクさんには最近よく出会う。

でもそう言えば

意外と、極端に細長いシカクってあんまりないかも。





六角形とか、お花のかたちとか、ネコ型とか

見るからに個性いっぱいのものもあって




カタチひとつで

みんないろんな想いを表してるんだなあって

ますますワクワクする。






で、ですよ。



全粒粉の香ばしい薫りにザクザクそしてちょっとプチプチした食感、噛めば噛むほど感じられるぎゅぎゅっとつまった素朴な粉感、粉は北海道産の優しいおいしさより、東北のちょっと荒々しい感じの味わいがなんとなく好きで、ややお高めのリッチなバターの香りがしてでもオイリーなのはちょっと苦手、キリッと強めにきいた塩気、あたまと底がガチッとカタくて最後にガリガリと食べられるスコーン・・・・・・



わたしの偏愛による「味」の好みを述べると

結構、めんどさい(笑)。

これは、アレです、アレ。

女の子が恋バナで盛り上がる「好きなタイプ」みたいなの。

あくまで、ひとつひとつ、好きな要素をつめこんだら

こんな感じ?

でもここにはカタチっていう要素が、実はずっと、ない。







粉のカタマリは個性のカタマリ。







声を大にしてえらそうに主張している身として

理想の王子様を探すことが旅の目的でもなければ

こうあるべきだ、っていうものを探しているわけじゃなくて


それぞれ、よくて、それぞれ好き。





ただ、ただね。


自分にとってひとつ

答えみたいなものは持ってたいなって思う。







お店のひとって

「自分はこれがいい」ってものをちゃんと持ってる。




使う素材や味はもちろん

何気ない、カタチひとつとっても

そこには、作ってるひとの「好き」、もしくは

食べてくれるひとの「好き」、が込められてる。




もしかしたら直感で決めたかもしれないし

めちゃくちゃ試行錯誤化したかもしれない。




過程はどっちでもよくて

「これでいこう」って決めることって

何気ない日常のことかもしれないけど

小さな、だいじな、決断。




まるめたマルの、ドーム型に覆われた大きな表面が、好き。

くりぬいたマルの、ぬんっとそびえたったところにできる側面のサックリ感も、好き。

サンカクさんは、とんがってるとこがガリッと焼けた感じが、好き。

こんがりとした角を8つももったシカクさんも、たまらない。(※底の話参照)




みんな、ひとつずつ、答えを出して

わたしたちの前に、あらわれる。




わたしはどんな答えが出るだろう。




ゆっくりゆっくり

自分自身に問いかけて

自分自身で探してみよう。

自分の足と、自分の舌と、自分のココロで。




もっといい答えが出たら

いつだって変えればいい、それだけ。



粉のカタマリ。

スコーンってほんと自由。 つくり手が「スコーン」と名付けてしまえば それがパンのようにふかふかであろうと クッキーのようにサクサクのぺったんこであろうと それは「スコーン」以外のなにものでもなくなるんだもの。 千差万別。 個性あふれる不思議な不思議な"粉のカタマリ"。 そこに込められた、店主のメッセージを 感じたい、伝えたい。

RIN

スコーンの人。
カフェエッセイの制作、ちょこっとライターもやってます。
スコーン求めて全国カフェ行脚。
ザクザク茶色い焼菓子とおいしいカレーが好き。