2番の話。


「2番じゃダメなんですか?」






少し前に(や、もう結構前になるか)


そんな言葉が話題になったけど。










「2番でもいい」









そんな気持ちを持っていたいなって、最近思う。








知ったこっちゃないかもしれないけど


わたし自身、今


ちょっとだけだけど、ちょっとずつだけど


そんなことを意識するようにしている。








どうにもわたしたち人間は


一等賞とか、特別とか


ちょっとした優越感を求めてしまいがちで




「あのお店はわたしの方が先に見つけた」


「あの子が食べられなかった限定スイーツを食べた」


「わたしがいちばんあのお店に通ってるんだから」










そんな気持ちに、心当たりないかしら。











たぶんそれって、「好き」 の裏返し。

「好き」だからこその、ヤキモチなんだと思う。










最近のカフェ事情は


(きっとカフェだけじゃないんだろうけど)


そんな三角関係ちっくな恋模様が


それはそれはもうベッタベタの少女漫画か


昭和のトレンディドラマかのように


バチバチと火花を散らしている、ように見える。









かくゆうわたしも、お恥ずかしながら


そういう気持ちがまったくないわけじゃない。


若いころよりはだいぶ落ち着いたと思ってるけど


(年がいくつかは、横においといて)


やっぱり今でもちょっとはあるんじゃないかなってたまに思う。











だから






「2番でいいじゃん」






って、自分に言い聞かせるようにつぶやいてみる。







ほんとはもちろん


意識しなくても自然とそんな気持ちが持てる人になりたい。









恋はライバルとの戦いだからね(笑)。





ときには並んだり


ときには予約争奪戦になったり


ときには長い時間待ったり


好きなお店に会うため、好きなものを手に入れるために


えいやって頑張らなきゃいけないこともあるかもしれない。


(そこにも思うことはあるのだけど、その話はまた今度)








でもそこに勝ち負けをつけているのは、わたしたちの勝手。








作り手は、店主は


ただただみんなに喜んでほしい、と思って


ただただいっぱい笑顔が見たい、笑顔になってほしい、と思って


季節ごとにメニューを変えてくれたり


特別なイベントを開いてくれたり


たくさんたくさん、楽しいことを考えてくれているだけなのに。










わたしも含めて、どうにもわたしたちは


愛を押し売りしてしまうから(笑)













「2番でいいじゃん」。










それくらい、気楽な気持ちでいたいというのが


わたし自身の今の小さな目標。







まだまだ修行の身なもので


お目当てを求めて気合入れて出かけることも


出会えなくて凹むこともあるけれど









それでも、ちょっとずつ、ね。











楽しくなくちゃ。



誰かと比べてじゃなく、自分にとって。




粉のカタマリ。

スコーンってほんと自由。 つくり手が「スコーン」と名付けてしまえば それがパンのようにふかふかであろうと クッキーのようにサクサクのぺったんこであろうと それは「スコーン」以外のなにものでもなくなるんだもの。 千差万別。 個性あふれる不思議な不思議な"粉のカタマリ"。 そこに込められた、店主のメッセージを 感じたい、伝えたい。

RIN

スコーンの人。
カフェエッセイの制作、ちょこっとライターもやってます。
スコーン求めて全国カフェ行脚。
ザクザク茶色い焼菓子とおいしいカレーが好き。