ふたつの話。
かくいうわたしも
思わず惚れ惚れする
粉のカタマリの姿はあるもので。
「スコーンは、ふたつがいい」
そんな勝手な持論を展開しております。
ちょこん、ちょこん、って
ふたつ仲良く並んでいる粉のカタマリを眺めている瞬間が
食べているときと同じくらい、好き。
ニヤニヤしながら写真を撮っていることは
自分でもわかってる。
それでもこの瞬間は、ニヤけずにはいられない。
なんだろう。
わが子を撮る親の気持ち?(笑)
(わたしが作ったわけではないのだけど)
愛犬を撮る飼い主の気持ち?
可愛くて、いとおしくて
思わずずっとながめていたくなる。
(おいしいうちに、いただきますよ)
ふたつ、って
いいこといっぱいあるの。
「まだいっこある」
そう思うだけで、
ひとつめの、はじめの一口から
思うぞんぶん、まっすぐに
目の前の粉のカタマリを受け入れることができる。
「もったいない」 とか
「なくなっちゃう」 とか
そんな心配はいらない。
ふわふわした食感も
ザクザクした香ばしさも
バターや粉の香りも
やっぱりおっきい口でほおばったほうが
おいしいじゃない。
ふたつあるとね
いっこめを食べ終わっても
お皿の上に、もういっこがおとなしく待っていてくれて
なんだかその姿がお利口さんに見えて
また、かわいいなあって思うのですよ(笑)
作ってる人じゃないので
親バカならぬ
他人バカってところでしょうか。
結局、終始
ニヤけてるってことで。
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