興味の話。


最近、ふと気がついた。


「りんさん自分でお店やらないの?」とか

「りんさんスコーン焼かないの?」とか


すごくよく聞かれるのだけど。



一応、ちょっと見栄を張ると

たまーーーーーーーーーーーーには

焼くこともあって。


たまーーーーーーーーーーーーには

レシピ本を見てみることもあるんだけど


(レシピを見るのは、単純に、楽しいんだけど)




でも実はわたし、びっくりするくらい



スコーンそのものに興味がない(笑)



スコーンの歴史がどうとか

発祥はどこだとか

本場ではどうやって食べるのが決まりだとか


どういう作り方が王道で

どういう作り方が斬新だとか


正直、なんでもよくて。




これでも数だけは

それなりにいただかせてもらって

ひとつひとつ、ちゃんと、味わってるつもりだから




なんとなく

イングリッシュスコーンがどうで

アメリカンがどうで

どっちにもあてはまらない日本っぽいスコーンがあって




こういうスコーンは

きっとこういう焼き方なんだろうな、とか

こういう材料が使われてるんだろうな、

くらい予想はするのだけど




「マネして作ってみたい」とか

「もっともっとスコーンに詳しくなりたい!」とか

「いちばんのスコーンを見つけるんだ!」とか



そういう欲が、驚くほど、ない。




一瞬、お店をなんてやろう!

なんて思ったことあったなあ。


思い立ってちょろっとスコーンを焼いてみたけど

やっぱり続かなくて、心は正直だった(笑)

なんか、違うなって。




そのとき




「ひとが作るものを食べるが楽しいんだ」



ってあらためて気づいたの。




自分好みのスコーンを作りたいわけでも

スコーンを極めたいわけでも

理想のスコーンを探しているわけでもなくて


ただただ、いろんな"粉のカタマリ"を通じて

お店に出会ったり、色んなヒトの、粉のカタマリの表現に出会うのが




ものすごく、楽しい。




どれがいい、とか

どこがいちばんおいしい、とかじゃない。




それぞれの粉のカタマリが、その人のあじ。


粉のカタマリ。

スコーンってほんと自由。 つくり手が「スコーン」と名付けてしまえば それがパンのようにふかふかであろうと クッキーのようにサクサクのぺったんこであろうと それは「スコーン」以外のなにものでもなくなるんだもの。 千差万別。 個性あふれる不思議な不思議な"粉のカタマリ"。 そこに込められた、店主のメッセージを 感じたい、伝えたい。

RIN

スコーンの人。
カフェエッセイの制作、ちょこっとライターもやってます。
スコーン求めて全国カフェ行脚。
ザクザク茶色い焼菓子とおいしいカレーが好き。